2月13日号


Chinese New Year



日本のお正月は新春といえども春は遠く寒さも厳しい。そのせいか文化のせいか日本のお正月はピンとした緊張感と厳かな感じだが中国のお正月はもろに春が強調される。 旧暦のお正月だと桃の花がぴったり合う。音楽も景気付けるように元気だし、街に花や紅の提灯や爆竹の飾りが溢れる。 獅子舞だってカラフルだし銅鑼や太鼓をジャンジャン鳴らして威勢がいいことこの上ない。 我が家は日本式にお正月を済ませているので旧正月といってもピンと来ないのだが三が日の祭日はうれしい。 ちょっと街を歩いてみた。




正統派の桃の木。お年玉の袋がくくりつけてあるところが中国的。 男性はこの木の下に立つと女性にモテルとか。 みかんの木も必須。 金柑に近い感じがするが「金」色の実にみたてて金のなる木でお金持ちになりましょう、ということなのだろう。 その他菊や牡丹の鉢植え。新年のご挨拶は恭喜発財(コンフェイ・ファッチョイ)とか財源廣進とかとにかくお金。 でも龍馬精神とか身体健康とかいうのもある。
大晦日の花屋さん。お正月に欠かせない水仙。 茎が倒れないように巻いた紅いテープがおめでたい感じ。 伝統的なところではねこやなぎやれんぎょう、その他春らしく華やいだ花ならなんでも。
ショッピング・モールの飾り付け。 馬年で景気回復を祈る気持ちが飛び交っている。 それにしてもきらびやかで派手なのが好き=中国的。
同じくショッピング・モールで飛ぶ馬。 これも派手!
正月用の提灯や爆竹の飾りを売る店。 湾仔の下町情緒が溢れ返る辺り。 そのパワーで更にお正月を盛り上げ一年を乗り切るのだ。
銅鑼湾タイムズ・スクエア向かいのオフィスビル。提灯に爆竹の飾りがきまっている。 「金朝陽中心」とビルの名前も景気がよさそう。「羅素街」はRussels Street の音訳。
咀沙嘴東 (チムサッチョイ・イースト)の電飾。 アーチの左がチムサッチョイ・センター、右がエンパイア・センター。
チムサッチョイ・センター。 ここの電飾はいつも圧巻。馬が福の神を連れてきてくれるのだ。
エンパイア・センターにもサンタならぬ福の神が馬に引っ張られて。





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