似顔絵は
三浦さんに描いていただきました。
似てるか似てないかはご想像にお・ま・か・せ。(^^)
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【2月8日号】

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2月8日号



「GO, GO, LET'S GO! 55歳の出発」

政治や経済、地球環境などなど、何となく閉塞感の漂う今日この頃だけど、今年55 歳になる中年の男性のメールにちょっとホロリときたのでご紹介したいと思います。
彼は学生時代の英会話クラブの一年後輩で、今、彼が発起してクラブのメイリングリ ストを構築し、商社マンの世界中のネットワークのメリットを利用して、いろんな情 報を届けてくれています。
学生時代から人なつこく賑やかなキャラクターで、クラブのイベントなどで大活躍し た彼は、商社に勤めても宴会部長というお役目を自認していたようです。
大手商社に勤め、海外赴任も重ねて来た順風満帆の商社マン人生を歩んできている彼 が、「12番目の天使」の本を読んだ読後感をメールで語っています。
これを読んで、あんなに明るくて屈託のない苦労知らずの人に見えても「大会社のサ ラリーマンとして働き続けて来る」って、大変だったんだな〜と実感したのです。
私の父親がやはりサラリーマンで、大きな組織の中での苦労を垣間見てきたため、結果的に、私が結婚した相手は企業人ではない人を選んでいたのです。
が、大きな船団で海を渡るか、笹舟で渡るかぐらいのリスクで景気の大波小波をかき 分けてスリル満点な暮らしをしてくると、大船団の安心感が恋しくなるときもありま した。しかし考えようによっては、自分の思いのままに行動し、仕事は大変でもスト レスも余り感じずに笹舟を操っているダンナを見ていると、少なくとも家族の犠牲に なって働いているという実感はないだろうなと、少し肩の荷が軽い感じがしないでも ありません。

航海の安全と引き替えの大きな船団の中では、方向転換するのでさえ個人の力ではど うにもならず、命令系統の中で大回りしながらの航跡だったことはうなずけます。
そんな鬱積した思いが、55歳にして「もういいじゃないか・・・」ということなの でしょうか・・・。
55歳を目の前にして、もう一度チャレンジしてみようと密かに企む彼に、心の中で エールを送りつつも、メーリングリストで色々情報発信している今こそ、もうその行 動はすでに始まっているんじゃないの?と思うのです。
彼の再出発の言葉をご紹介します。
           ***********
(前略)

この本は生きる勇気を与えてくれる本です。特に、過去or現在に おいても、失敗し、絶望し、生きる気力を失った事のある人にピッタリです。

今までに人生の挫折を知らない好調な人生を送って来られた方は そう感動されないかもしれません。なんだこんなもの、たいしたことは ないじゃないかといわれるかもしれません。

でも、このメールを読まれた方の80%以上の方は感動されるのでは ないでしょうか。多かれ少なかれ、いろんな意味の挫折を味わった方は 多いと思います。この本は、少なくとも僕には「もう一度やってみるか」 という勇気を与えてくれました。僕の中で死んでいた何かを引き出しつつ あります。何かが僕の中で生き返りつつあります。

今までは僕の座右の銘はデール・カーネギーの「人を動かす」と「道は 開ける」でした。そして、その次は、座右の銘とまでは行かないけれど 否定できない何かが心の奥底に残っている「マーフィの法則」です。

そして、今回の12番目の天使は、「明るい方へ、明るい方へ」と全ての 物事を前向きに考え、そしてそれが実現すると信じ込むとそれが やがては実現するという「マーフィの法則」と同じ意味合いのものが 心を打つ物語として、書かれているのです。

「Never、 Never Give Up!  決して、決して、諦めるな!」

[Day By Day、In Every Way、I am getting    better & better!  毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん 良くなっている。」  

「前向きな自己暗示を通じて潜在意識に組み込まれた前向きな思いは,必ず前向きな結 果を生む」

主人公の少年の様に、一途に成功を信じたかった、いつも前向きにいたかった、 でも、自分の人生では逆にいつも後ろ向きだった。

あんなこと、こんなことが起こらなければいいのになぁ、といつも「起こって欲しく ない事」ばかりを考えていた。
今までは「起こって欲しい事」を念じていたら、いつも、考えてもいないような思わ ぬ良からぬ事が起こり、結果は「起こって欲しくない事」が起こっていた。

だから、自然と「起こって欲しくない事」を全て考えるようになっていた。
「起こって欲しくない事」を考えていた時は、そんなことは何も起こらなかった。
だから、後ろ向きに考えることが常になっていた。

前向きに考えなければならないことは分かっていた。でも、過去の経験から後ろ向き に考えることしか出来なくなっていた。でも今、心の中でもう一度この少年の様に前 向きに、ひたすらに前向きに考え、信じ込んでみようか、という何かが心の奥底に湧 き上がって来ている気がする。

今年はもう、55歳になる。もう、いいじゃないか! もう、この歳なら前向きに 信じて、その結果失敗してもいいじゃないか、いや、今までは失敗を恐れて完全には 信じ込んでいなかったんだ、だから、自分の人生の最後の第4コーナーは、自分を信 じて全力疾走してもいいんじゃないのか!

転んで怪我してもいいじゃないか、自分を信じず、何もしないで 無為な人生を閉じるよりも、何かに向かっていってもいいじゃないか!

サラリーマンだった自分、人と対立・対抗する事が出来なかった自分、 衝突を避けてきた自分、いつもぐっと耐えて、事なかれ主義を選んだ自分、 そして、何を得たのか? Nothing! 何もない!  いや、苦い経験を得た。寂しい、悔しい思いを散々した。
もういいやろ。もうそんなん止めようよ。

何かが自分の中で、赤い炎のマグマが、チロチロと燃えている。
これが、大きな炎になるのかどうかはわからない。でも、少なくとも今まで 灰に埋もれていたマグマの基が、灰の中から煙を出し始めた。
何かが生まれるかもしれない。何かが爆発するかもしれない。
しないかも知れない・・・。

でも、この本を読んで確かに何かが自分の中で動き出している。
皆さんはいかがでしょうか?






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