●滋賀県愛知郡秦荘町大字安孫子/取材レポートP6(1996.10.06)


歓迎の握手責めハプニング

みなさんもご存じのように、私は見るからにがらが悪く、黒ずくめの出で立ちで写真を撮っている訳ですから、まわりから不審な目で見られていました。
本部席に行って、「こんにちは、大阪の我孫子から取材によせていただきました」と一言いったとたん、みなさんの表情が警戒の顔から一気に崩れ、親しみいっぱいの笑顔で迎えていただきました。
「ようこそ!」の言葉とともにビールがつがれ、司会者の方は「今、大阪の我孫子から取材にこられました瓦井さんに一言ご挨拶をしていただきます」とマイクで勝手に進行しています。
わけもわからず、運動場の真ん中で、「インターネットで「あびこ百科」のホームページをやっています。」 とあつかましくもぬけぬけと挨拶をさせていただきました。マイクをもって挨拶をしている最中もあっちこっちから握手を求めて運動場の真ん中へ来られる方、もうびっくり仰天大騒ぎの世界でした。
もっとびっくりしたのが女房でした、陰に隠れて見ていると突然マイクを持って挨拶をし出す旦那を「信じられない!」という表情でさらに隠れようとしていたのを無理矢理引っぱり出し、本部席に連れてきました。
区長さんや、秦荘町の方など次々握手をしながら挨拶していただきました。
聞けば、大阪市の我孫子の老人会とは2年前に交流があり、地元の特産品や漬け物を持って大阪市の我孫子まで来ていただいたそうです。
みなさん、大阪市の我孫子と千葉県の我孫子市はよくご存知ですが、そのほかに何カ所あるのかはあまりご存じではなく、約11カ所あると言うと興味深く耳を傾けていらっしゃいました。
(後で、秦荘町町立図書館にいくと郷土史のコーナに千葉県我孫子市の「THE アビコ」の冊子がちゃんとありましたが・・)
そんな話しをしていると、「私達がまとめた「安孫子史」が3冊セットであるので、プレゼントする」といううれしいお言葉、 わざわざ家に戻って1セット持ってきていただき、頂戴しました。
この運動会を主宰されている安孫子壮年会の皆様が、専門家顔負けのレベルの高い調査を行われ、古文書もひもとかれ、分析されたとても立派な郷土史でした。(追って、要約して掲載していきます)

松茸を入れ忘れた「松茸ごはん」と婦人会の方が2日間炊き込んだおいしい「おでん」をおなかいっぱいごちそうになり、今後の交流を約束し、みなさんのご厚意に感謝して安孫子を後にしました。
2、3時間の短い時間でしたが、なにかふるさとに帰ってみんなに歓迎された気分にひたった幸せなひとときでした。
<取材レポートおわり>


区長さんと安孫子壮年会の皆様    広場の端にある安孫子城祉の碑


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