12月9日
ご無沙汰しています。お元気ですか?
9月にこちらへ来て以来3ヶ月があっという間に過ぎ、気がつけば季節が秋から冬に変わっていました。この年で留学した私たちにとって、まさに激動の3ヶ月でした。
まず、秋のクオーターがはじまってすぐに試験を受け、その結果 ESL{外国人留学生のための語学研修コース}のレベルよりも高いので大学本科の授業3クラスと語学コースの授業を1、2クラス混ぜたブリッジというコースに決まりました。でも秋学期の成績次第で語学コースに戻らなければならない、というので本当に寝る間を惜しんで勉強しました。授業を入れると1日12時間くらいは机に向かっていました。
心理学や経営学や文化論の論文を1週間に70ページ位読んで、要約しまとめてタイプで打って期限の日に出し、聖書を細かく読み書き出したり、礼拝の歴史のクラスでは西洋史が深く関わってくるので、その関連の論文を読んで自分の意見を小論文にまとめタイプで打って期限内に出す・・・というように、毎日のように 論文 要約 リーディング の宿題が科目ごとに出され、その勉強に追われ何をする暇もありませんでした。
日本の大学のように1年間のクラスではないので1週間に何回も同じクラスが回ってきます。しかも進むのが異常に早いので予習するのも大変です。それと授業の中で教授と学生が討論をしてその議論の中身が試験に出るのには困りました。なにせ彼らはよくスラングを使うのではじめは何がなんだかさっぱりわからなかったです。
でもアメリカ人の学生達ともだんだん親しくなってきて、講義の中身をテープにとってそれをタイプに打ってくれる人、一緒に勉強してくれる人が出てきて彼らに助けてもらってミッドターム、ファイナルの2回の大きなテスト、最後の大きな論文をだすことが出来ました。なにせ 試験中も休みにならず講義は毎日あるのですから大変でした。
主人も私も体重が5キロほど痩せました。やせて健康には良かったですけどね!それから 大学で 週6時間 働き始めました。大学食堂での仕事で、勉強に追われてるときは時間がなくて困りましたが、勉強の合間の息抜きと収入の点で、結構楽しんで学生達と冗談を言い合ったりしてやっています。仕事を通じての英会話もいい勉強になります。
我々の寮の部屋は25畳くらいの部屋が二つと小さなキッチン、バストイレで 家具は全部初めから付いています。台所用品もレンジ、冷蔵庫など全部あります。こちらは10度以下の真冬ですが、部屋の中は暖房が利いているので薄いティシャツ1枚でOKです。まあ、我々2人だけだからこれで十分です。
我々の部屋の上は50代のアメリカ人の夫婦で奥さんだけが学生です。そしてお向かいは30代前半の、生まれたての赤ちゃんがいる一家で、別の棟の寮には中国人の一家もいます。みんな仲良しでたまにお茶を飲みに行ったりきたりしています。
11月26日に秋学期が終わり、27日は収穫感謝祭のお休みでアメリカ人は大騒ぎでした。ちょうど日本のお正月みたいです。我々もたくさんの家庭から感謝祭のディナーに招待されましたが、全部には行けず、26日の昼、夜と27日の夜と3軒行きました。伝統料理のターキーをいやというほどよばれました。
我々は、大学の聖歌隊のオーディションに受かり、9月から練習してきました。クリスマスアドベントのコンサートが12月5日6日7日とあり、大学のチャペルで行われとても緊張しましたが、楽しんでいい経験になりました。単位は2単位で少ないのだけど、メンバー全員が家族のようでいい友達がたくさんできたのは本当に良かったと思います。
最後に、アメリカの大学での勉強はものすごく面白くて意欲がどんどん出てきて、時間を忘れて深夜まで本や論文を読みふけるくらいです。個性を大事にする勉強と、教授と学生との距離が近いというのも一因かもしれません。学期の終わりには必ず教授を判定する制度があるのも、さすが民主主義の国です。
ちなみに 関学での一般教養科目はほとんどトランスファーできて、我々は単位的には2年生、ソフモです。
日本は、今、もう寒いですか?テレビのニュースにも日本のことがほとんど出てきません。今年の冬は帰らずに、娘夫婦とお婿さん側の一家とクリスマス・お正月を過ごします。娘夫婦もよく助けてくれて、特に車を買う時や車の保険のことではよく世話をしてくれました。
来年早々、また戦争のような勉強の日々が始まります。娘達からアメリカの大学での勉強量はものすごいとは聞いてはいたんだけどこれほどとは思いませんでした。勉強と遊びを分けて、パーティのお誘いも多いですが、適当に断りながら、楽しんでアメリカでの留学生活をやっていきたいと思っています。
それでは また お便りしますね。お元気で。
12月12日
お元気ですか?
あまりにも多くの経験をし、勉強をし、多くの友達ができた思い出深いフォールクオーターが終わり、寮の中の人たちもクリスマス・お正月を過ごすために帰っていく人が増えて寂しくなってきました。
日本人は全員帰国しました。独身寮は13日に閉まりますので、みんな出ないといけません。我々のいる家族寮は残っていてもいいので、中国人一家、アメリカ人の家族もまだたくさん残っています。
クリスマスアドヴェントコンサートはものすごかったです。私も以前メサイアを歌った経験があるんだけど、いわゆる聖歌隊のコンサートとは全く違ったものでした。英語、ラテン語、ヘブライ語の教会音楽を約40曲歌い、その合間にダンスは踊るし。いろいろ動きがあって主人も私もびっくりしました。3日間あったんだけど。結構我々も慣れてきて楽しみました。
日本は今もう寒いでしょうね。こちらも華氏を摂氏になおして計算すると、毎日10度以下の真冬日が続いています。風邪が流行っていますが、大学付属の健康センターから11月に予防接種をするように言われ、1人20ドルで注射をしましたので、今のところ大丈夫です。
こちらのクリスマスは静かです。あさっての土曜日は教会の友達の家でクリスマスパーティがあり夕方から出かけます。大学の周りのこのあたりは高級住宅地で、今度招待されてるアメリカ人の家もすごく大きな家です。
大学の構内も広くて鹿やリスがたくさんいます。なかなかかわいいですよ。それでは くれぐれも お体ご自愛ください。
楽しいクリスマスといいお正月をお迎えください。
12月15日
今晩は!お返事ありがとうございます。
今日は主人の歯が痛くなって、車で20分位シアトル方面に行ったところにある、日本人歯科医にいってきました。やはりお医者だけは日本人の先生でないと、細かい病状の説明や病名が英語では分かりませんから・・・。
今までの疲れからきたものらしいです。アメリカでは医療費が高いので、特に歯の方は保険ではカバーできないので大変です。日本の健康保険に海外からでも請求することができるので、主人は帰ってから部屋で請求の書類のペーパーワークをしてました。医院に頼むと一枚に付き20ドルかかりますので・・・。血圧のほうでも日本人のお医者にかかってるので、それも入れると書類作成料とはいってもバカになりません。やっぱりこの年でアメリカに留学するというのは医療費の事も考えておかなければならず、 皆しないわけですね・・・。
今日の夕方から寮を出て、アメリカ各地・アラスカ、ミネソタ、ノースダコタ、シカゴ、カリフォルニア、フロリダなどに帰る人が大勢いたので、寮の玄関でたくさんの人とハグして別れを惜しんできました。皆、来年早々には帰ってくるんですけどね。
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