2005年8月8日号


シアトル便り(夏休み号 その2)



さて このまえ少し触れましたが、今日は 6月4日の卒業式について感じたことをお話ししたいと思います。この大学の伝統的な大きなステンドグラスのメインチャペルで行われた卒業式は感動的でした。
まず パイプオルガンが演奏される中 大きな十字架を持った学生代表の学生自治会長を先頭にして ドクターや教授陣 理事会の人たち、職員 そして卒業生たちが並んで入場行進し 式が始まりました。服装は学長はじめドクターや教授陣、職員、そして卒業生たちも全員ローブを着て帽子をかぶり、華やかでした。ローブは各教授の出身大学や学位によって色やデザインもさまざまで帽子もまたそれぞれの大学で違います。まるで中世の宮廷のような感じでした。私も始めてローブと帽子を着ました。
学長、学部長、理事会の人の祝辞 記念講演があり、次に 卒業生への学位の授与が行われました。若き日に卒業したマンモス大学と違い チョーミニの大学なので 1人ずつ名前と専攻を呼ばれ 壇上に上がり卒業証書を手渡され、それぞれ各教授たちと握手やハグ 言葉などを交わしながら ゆっくりと進められました。会場の雰囲気も厳粛な日本の卒業式とは大違いで 会場から大きな声で発言したり 笑ったりで フランクで気さくなアメリカ人らしい式でした。式の終わりに’学生帽の房を右から左’に回しましたが、これは’卒業した’という意味だそうです。式の後 卒業生一同でカソリックのチャントと何人かの学生が祈りをしました。あとのレセプションでは 教授たちと思いで話しに花が咲き記念写真を取り捲りました。私の人生で2度目の大学卒業式は忘れられない思い出となりました。

58歳でこの大学に入学し アドバイザーの指導教授もビックリしてましたがこの歳(60歳)でアメリカの大学で 第二外国語の英語で学位を取得できましたことを素直に喜んでいます。勉強と時間との葛藤はすごいものがありましたが、今、思えばあっという間の 駆け抜けたような2年間でした。

それと同時に 大阪で昼食会をしたときはじめからこの留学にエールを送ってくださり励ましてくださった邦子さん、北浦さん、古谷さんに そして いつも祈りあい励ましあった主人憲三、 あまり多くの論文をタイプしたために壊れたノートパソコンの代わりにアメリカ製のコンピューターをプレゼントしてくれたり こちらへ来てすぐに車を買ったときやアメリカでの生活を全面的に支援してくれた娘 のどかとロブ夫婦、あらゆるアメリカの祝祭日や行事の日 自宅でのパーティに招いてくれた ロブの親、先生方、そしてたくさんの英語の論文をいやな顔ひとつせずにチェックしてくれて 助けてくれたアメリカ人学生たちに心から感謝しています。

神様は私にまた新しい役割を与えてくださいました。主人はもうひとがんばりして、バッチェラーの学位を取るつもりです。これからの約2年間、週に4日間 一日7−8時間くらい 孫のアレックスのベビーシッターをして娘夫婦を助けてやり また孫と過ごす時間を大切にしたいと思っています。友達は’孫の世話は勉強よりもしんどいよ’と言っていますが、、、また アメリカ流の子育てのよいところを学びたいと思っています。

それでは また お便りします。梅雨の折柄 お体くれぐれも御自愛くださいますように。

                     草々
                                   めぐみ  






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