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1月30日号


日の沈む国 日本?


今朝の食卓。
ダンナは新聞を見ながら「フーッ」とため息。
「日本も日の沈む国になりそうやなぁ・・・」
それを聞いて私。「オーッ ノウノウノウ、ニッポン、モトモト
「日出ずる国」デワ アリマッセ〜ン!」(なぜか、変な外人風)

特に殿方は日本をえらく過大評価しているような気がします。
世界各地に植民地を持っていて日が沈むことのなかったかっての
大英帝国の如き覇権なんて、日本にはもともと縁のないもの。
ユーラシア大陸の東のすみっこにチョロリと浮かんだ資源もない
小さな島国なんですから、日本を経済大国だなんて言うのは幻想という
ものなんでしょう。
ちょっと小金を一時持ったために、えらく自分のことを大物だと
思ってしまったような感じ。
これからは手堅く、地に足をつけて一つづつクリアしていくことが
大切なのではないでしょうか。

国の財政を見ていて、一家の主婦は誰でも思います。
家計の収入がこれぐらいと決まっていたら、その中でいかに有効に
使うところは使い、節約するところは節約して無駄をはぶいていくかに
頭を痛め、頭を絞るのです。
主婦は誰でもそこに知恵を働かせているのです。
赤字だったらそれでは早速サラ金に借りにいきましょう・・なんて
いう発想は主婦ならしません。
いかにやりくりしていくかは主婦の手腕にかかっているのです。
国の財政破綻や消費税5%アップ、国債の乱発などを見ていると、
この国の家計を預かる主婦は落第でございましょう。
使うところに無駄がないか、年度末の予算を消化する為だけのいらない
工事など、もっと日本の家計の使いようが簡単にわからないかなあ。

日本人はほんとうに忍耐強い民族だから、官僚や議員が利権をむさぼって
好き放題していてもヒステリックに怒ったりしないんですねェ。
あきらめなんでしょうか、私も含めて・・・。

もうすぐ節分、すると立春。
もうすぐ春ですね。
もうちょっといいニュースが欲しいこの頃でございます。

国の財政管理は、おばちゃんにまかせなさい!



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1月23日号


ひさしぶりの雪景色


昨日はこの冬初の雪景色となりました。
カーテンを開けて外を見た瞬間、その「しん」とした美しさに
思わず声をあげて喜んだけど、外の寒いこと寒いこと。
電車は遅れる、車は渋滞、歩けばころぶと雪になれていない街は
大わらわでした。

でもこの10年ぐらい、大阪では氷が張るような寒い朝は年に
1、2度ぐらいでしょうか。
私が子供の頃は霜柱をザクザク踏んで登校したし、厚い氷が張った
水たまりに石を投げたり、つららをポッキリ折って「短剣だぞー」
なんて言って遊んだりしたものです。
こんな事を思えば、着実に地球は暖かくなってきているようですネ。

私達は氷点下2、3度で震えあがってますが、そうするとエスキモー
の人達はすごいな〜、雪山の穴にこもっている熊たちもすごいな〜、
アラスカやシベリヤに住むシカも厳寒に耐えてえらいな〜と思うわ
けです。自然の中の動物は暖房もなし、雪や氷を防ぐ屋根もない
ところで暮らしているのですから、ほんとうにえらい。

私はこたつにぬくぬくとこもりながら、SINRAの星野さんのグラ
ビア写真をめくり、その自然の厳しい寒さの中に生きる動物達の
ストイックな風貌を見ては「えらいな!」と感動にうちふるえる
のであります。
ヒグマに襲われて亡くなった星野道夫さんの撮ったアラスカの写真
などを見ていると、便利な都会で暮らして、ちょっと寒かったり、
雪が降ったりするとオタオタしたり、ブツブツ文句を言ったりする
のがどれ程こっけいなことかと思い知りましたネ。

地球の果ての想像もできない非日常的な大自然の姿を伝えたい--と
星野さんは17年間アラスカに住み続けて、雄大で荘厳な自然の
美しさを私達に届けてくれました。
とは言っても毎日の生活に雪は自然の贈り物ときどってはいられ
ないのは雪国の人達、雪かきや雪下ろしと大変そう。
年に1、2度しか雪が降らず、雪を見てちょっと喜んでしまった
おめでたいなにわのおばはんでございました。

雪やこんこん、あられやこんこん〜♪♪♪



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1月16日号


押し入れ探しから・・


押し入れの戸がこのところ閉まりにくくなってきた。原因は簡単。
物がギューギュー詰めであふれている為なり。
ダンナは出張、娘は修学旅行の静かな日曜日の昼下がり、思い切って
この4、5年放っておいた押し入れの整理を始めた。

こたつでのうたた寝用にまだ使っているベビー布団。ゴルフボールに紐のついた
レッスン用の人工芝、古いパソコンゲーム機、オセロゲーム、亡くなった
おじいちゃんの将棋盤。出るわ出るわいろんなものが。長いホースから口の中に水が
ふき出る一度も使ったことのない電動口内洗浄機。(きっと新兵器に弱いちゃーちゃんが
テレビショッピングのうまい口車にコロリと乗ってしまって買った物に違いない。)
車の中のゴミを取るのに便利な充電式小型掃除機。(これはどこへ行ったか探していた物)
洋服のしわなどを素早く取り去るというスチームブラシ。(一度使ったものの、
あまり取れなかったので文字どおりお蔵入りになっていたもの)
探していた物や二度と見たくなかったものがゾロゾロ出てきた。毎年こたつにあたる頃
には、いろいろな毛糸を買い込み、あげくのはてに仕上がらずに中途半端なままに
編み込んであるセーター類などは情けなくなってしまう。もっと根気よく仕上げて
しまわなきゃと思いつつ・・・。
子供が小さい頃は四、五日編めば出来上がったものだが、大きくなるとそういう訳に
いかず、又春が巡り来てもう毛糸など暑くてさわりたくない季節がやってくる。

掘り出し物もあった。母子手帳やへその緒が入った小箱と袋。
二番目の息子は病院の新生児室での写真が彼だけない為(入浴のモデルにもなったり
して、いっぱい写真を撮ったのに、フィルムが巻かれていず、写っていなかった。)
東京で女友達などに、「オレだけ生まれた時の写真がないってことは、きっと
“もらわれっ子”なんだ」なんて言って同情を引こうとしているらしいから、キャツ
にバシッとこの“へその緒”を見せてやらねばなるまい。

そういえば、彼は昨日の成人式には帰って来れなかったけれど(案の定、山と残った
提出作品や学年末試験に苦しんで綱渡りをしている)三月には20才。
ひからびた貝のひものような“へその緒”は和紙に包まれ、桐の小箱にひっそり
こもって20年経た。
彼は大学一年の時テニス部に入り、楽しい大学生活を送ったようだ。そして二年に
なるとき、テニス部を退部。その時の科白は「あまり幸せ過ぎてこのままじゃ
堕落する。もっとストイックに生きたい。」とのたまった。
「幸せだったらいいじゃない!」と母の私は言いたかった。が、悩み多き
青春時代、私もその頃来るべき社会の大海を前にしてシッチャカメッチャカだった。
青春時代のアイデンティティ探しはそれでもやっぱり華がある。

今日16日はダンナの50才のバースデー。やっと彼は私に追いついた。
(金のワラジをはいてでも探せというぐらい良いらしい1つ年上妻は1カ月にして
消え去る。)
しかし、“50”という数字はやっぱり重い。49と50の差は1つ増えるだけじゃ
ない。諸々の曲がり角が1度に押し寄せる。
50を山にして折り紙を折る感じ。おっかなびっくりへっぴり腰で下り始めている。
50才のアイデンティティ。こんなものを探さなきゃ生きていけない人間は
やっかいな代物。蛇の口車に乗ってリンゴをかじってしまった人間のサガで
ありましょうか。考えない、考えない、年のこと。
押し入れ探しからアイデンティティ探しになってしまいました。チャンチャン。

青春時代は夢なんて、いつでも後から思うもの〜♪♪♪



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1月9日号


とりとめもなく・・・


年末のインフルエンザ騒ぎでとうとう年賀状は書かずじまい。
何か忘れ物をしたような落ちつかない気分で年を越してしまいました。
大晦日は年越しそば、元旦はお雑煮とおせち。こんなに日本中の人達の生活が
変わったというのにこの2日間だけは最後のとりでのように堅く守られているのネ。
1年中で1番老いも若きも神妙になって59分から0時の瞬間をじっと息をつめて
待っている。

私はといえば大掃除、お正月の買い物、おせち作り、年越しそば作りと年末はこまねずみ
のようにくるくる立ち働いて、0時になるまで眼を開けていられない。
紅白歌合戦だってテレビに背中を向けて台所仕事をしながらチラチラとふり返って、
“あら今年の小林幸子ちょっと地味だなと思ったら後半やっぱりすごい”とか
“聖子ちゃん、髪バッサリ切ってしまって少しお色気がそがれたみたい”とか
印象も断片的。

残念だったのは、オープニングを見逃してしまったこと、Judy and Maryのユキちゃん
見たかったし、(他人って感じがしないのネ。昔の私に似ているかな? ウェッ!)
“ガッツだぜ”のトータス松本も好きなんだナ。シャ乱Qもド派手で頑張ったし、
大阪勢いいゾーって感じ、Puffyの由美ちゃんも大阪だョ〜ン。

そんな訳で疲れ果てて40分ぐらいには「もう寝る!」と宣言したんだけど
「あと20分で新年や、もうちょっと待ち!」とみんな引き留める。
ダンナは「12時になったらチューしたるから待て!」なんて言うからやっぱり
いそいそと(?)こたつにもぐり込みながら待ちましたヨ。
(こども達から鼻で笑われながら・・)

でこの頃はNHKと民放共同の「ゆく年、くる年」っていう番組はもうなくなったの?
全国各地のお寺から一斉に「ゴウン〜」なんていう厳かな響きとともに、東北の雪の
ちらつく中を初詣でに出向いている人達の景色などが映し出されていましたっけ。
あの風景で、「あっ、日本全国、年が明けたのダ!」という実感が湧きましたのに・・

で、やっぱり楽しみは年賀状、年末に書けなかった分、お正月に相手の年賀状の
返事が書けるということに気付きました。
いつもなら、お互いに同時に書いているものだから、一方通行って感じになっていま
したもの。
ちょっと不思議な関係の人達がいます。28年程前たった半年間YMCAの英語学校
で机を並べた仲良し4人組がいました。
一人は国際線のスチュワーデスの卵、一人は外大の仏文科の学生、
私と久子さんは日本万国博のための準備。
「スッチー」はさすが芸能人との華やかなうわさもチラホラあったりして、
結局今は、目白に住む奥様という感じ、愛姫の幼稚園の「お受験」がどうのこうのという頃から、
だんだん背中がむずがゆくなり出し、今ではNO CONTACT.
けっさくなのが「久子さん」。結局彼女は万博開幕直前に東大出身の男性とお見合して、
即結婚を決意、万博をキャンセルしてしまった。その後、久子さんは名古屋にいるの
だけど一度も会っていない。けれども一年に一回の年賀状が28年続いている。
22才の久子さんの面影を追いながら返事を書く私。この分じゃきっと死ぬまで会わずに
1年に1度の交歓が続くのでありましょう・・。
「仏文科」は苦学しながら外大を卒業。昼も働き、夜はテレタイプの翻訳をしてお金を
貯め、イギリスへ留学。
何ともガッツのある妹分でした。
今は香港に住み、英語、仏語、広東語を駆使し、二人の子供にはそれぞれに子守さん
(メイドさん)がついている日本じゃ考えられないハイソな生活を送っている。
この7月に香港は中国に返還される予定。
彼女達の暮らしはどうなるのか少々不安な今年です。
半年間の青春真っ只中(22才2人、18才2人)つき合いが微妙にそれぞれに影を
落とし、“ビバリーヒルズ青春白書”(NHKのTV番組)状態。
いわゆる彼をとったとられた状態なども18才同志であったりした強烈な思い出の
残る4人組。
この4人が一堂に会う時はまずないとは思うのですが、会ってみるのも一興かナという
気がします。



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1月3日号


どちらさまも 新年 おめでとうございます!


年末からのインフルエンザ旋風に家族が次々に巻き込まれて、4人目には無敵を誇った
ダンナがついに28日にダウン。本当の寝正月に突入。

ペルーのリマの日本大使館には、未だに人質となってとらわれている人達、母の入院の時の
同じ病室の人達のことなど思えば、めでたさも中位なりの気持ちではございますが・・・。

笑う門には福来る

お正月早々の我が家の椿事を一席、 コホン!

ゲーム少年ではなかったはずの長男が帰阪してからにわかに“プレイステーション”
“プレイステーション”とウロチョロしております。巷では売り切れ状態らしく、
(SONYの戦略で品薄状態を作り出している様だ・・)「ない」となれば意地でも「ほしい」
という感じらしい。

2日には、お年玉のポチ袋をポケットにつっ込み、午前中2時間半、自転車で住吉区、東住吉区
平野区あたりまで、くまなく走り回って探したけれどもどこにも在庫なしとか。
出かける前に、年賀状の返事を20枚ばかり投函してもらうように私はたのみましたっけ。

夕方には私の池田市の実家に兄弟、いとこ達が集まり、にぎやかに過ごし、お年玉のポチ袋も
ささやかながら飛びかい、帰りの夜道に子供らは戦利金の勘定に余念がありません。
その頃から長男の顔がなんとなくさえません。

3日の朝、今日こそ“プレイステーション”を手に入れるゾと彼にしては珍しく早起き。
「やっぱりないなあ〜・・・」「おとうさんにもらったお年玉がない!!」
「あほやなあ〜 どこに入れてたん?」「とんびのコートのポケットや」
「古着やからポケットに穴あいてたんと違う?」

勘のスルドイ皆様方はもうおわかりでしょう。
彼は昨日、私が投函を依頼した年賀状と一緒にお年玉のポチ袋もポストに投函していたのです。

そして、ここからがすごい。 住吉郵便局はえらい!!

早速、ポストにお年玉袋が入っていなかったか問い合わせたところ、2、3回日時や金額、
ポチ袋の形態の確認の電話があり、ついに郵便局の金庫に保管してあることが判明。

99%見つからないだろうとあきらめながら、あと1%を頼りに問い合わせたのが、100%
になって帰ってきたのですから。“こいつは春から縁起がいい〜!!”
初詣の神社での彼の引いたおみくじでは“失せ物は出ず”だったのに・・。

この息子、落とすよりも小さいときから物を拾う天才で、高額のお金の入った財布や、携帯電話
金の指輪、金のネックレス、金のイヤリング、高級カメラ、(すべて警察に届けています)
など数知れず、一緒に歩いていてもひょいと“あっ 100円拾った!”などしょっちゅう。
この運が、神社のおみくじに勝ったのかもしれません。

そして“プレイステーション”も3日の昼1番に手に入れ、我が家はゲーセン状態。
病み上がりのおとなしいダンナ(これでやっと普通の人と同じ風体、いつもはコワイ風体)と
一緒に友人宅へおよばれに逃げ出しました。

ちなみに、長男は小学生ではなく、立派な?大学2年生です!

弱っているダンナが、不安そうな小さな声で・・

「我が家の将来はだいじょうぶかな〜?」



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tecta@gin.or.jp


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