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10月17日号
私もメルヘンさして!
このところ、とても気持ちのいい秋晴れの天気が続いているので、私はご機嫌!
世の中、すべてのことが、好意的で美しいものに思えてしまう・・・。要するに、ものすごいお天気人間なのだ、私って!
だから、今年の夏から秋にかけて台風が早々とまともに上陸し続けて、お天気をメチャクチャにしてくれた頃は、我ながら、機嫌が悪かったですねえ。
風雲急な気配で低く垂れ込めている空を見ては、何度となく、誰にともなく毒づいたりして。
「まだ7月やないの! どういうつもり? 今頃来て・・・。ちょっと早いんと違うのん?」
「まだ8月やんか! まだこんでもええのに・・・。9月になったらおいで!」
台風の低気圧は、私の血圧も、機嫌も低気圧にしてくれる。どツボにはまりこんで、ものみな悲観的に見え、無気力で無意味で無節操で、魑魅魍魎・・・。
友達は私のことをいつも明るい、元気でノー天気な人と思っているらしいが、ほんとはとてもペシミスティックでセンシティブ・・・・!
だもんで今は、ルンルン気分で、秋の野草を葛で編んだ花篭にどっさり活けてみたり、ざっくり割れて、小さな紅い肉色の実が滴りそうに並んでいるざくろと松ぼっくり、細長いシイやまん丸いナラのかわいいどんぐりなどを棚に並べて、「実りの秋」をアレンジしてみたり、果ては、クッションのカバーを藍染の生地で作りなおしたり・・・。
要するに、家庭画報のグラビアに載ってそうな、「お部屋を秋の装いに」とか「実りの秋の彩りを楽しもう」みたいな生活にどっぷり満足している。
私ってこんなことに楽しみを見出す、「素敵な奥様」だったのだあ!
気持ちのいい秋は、私みたいな人間も「いい人」にしてしまうのでしょうか?
風にそよいで、ちんちら揺れているコスモスや、逆光に白く輝くすすき、重く垂れて刈り入れを待つ稲穂、これから色づいてくる柿。
野や山に出て、神様の贈り物を素直に喜んでみたい気分です。
二ユーヨークの景子さん! 日本の秋はええやろ〜!
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10月 9日号
ビダル・サスーンだぜ!
娘は1カ月に1回、ヘアーカットに行っている。
「美容院に行くから、お金頂戴!」と手を出してくると、つい、「又行くの? 私が1回行く内に、あんたは3回も4回も行っている!」と愚痴ってしまう・・・。
そりゃあ、売れて(熟れて?)しまった50のオバンより、番茶もこれから花を出そうかと言う女子高生とじゃあ、手入れの情熱も、自ずと違って来ようというものか・・・。
長い髪の時は、半年に1度ぐらいに切りそろえるだけで良かったのに、彼女はショートにしてからというもの、美容師のちょっとした腕で、平凡に見えたり、かっこよくなったりと微妙に違う。そんなものだから、あっちの美容院、こっちのヘアーサロンと、お気に入りの美容院行脚をして、浮気をしまくっている。
このくせは、私もそうなので、よくわかる・・・。
テレビや映画の女優やタレント、モデルなど、やっぱり個性的というか、何でもない髪なのに妙にイカす。そりゃあ1カット毎に、ヘアーメイクの人がつきっきりでアレンジしているのだから、何でもないように見せた、取っても何でもある髪なのだ! そんな彼女たちの髪を見て、あのようにしたいと素人がまねようと思うから、苦労する。
「すそははもっとシャギーにして!」とか、「毛先はもっと遊ばせて!」とか希望を言っても、イメージどうりにいったためしがない!
デビット・ボウイが好きだった。
彼の金髪が首筋に柔らかく沿っている感じが素敵で、10年位前になるけれど、その頃通っていた男性美容師に恥じを偲んで「デビット・ボウイのような髪にして・・」とリクエストした。「誰それのようにして」と言うのは、結構勇気のいるモノなんですよ!
義理にでも、「はいはい、わかりました」とでも適当に言っておけばいいものを、彼は、バカ正直でしたね!
「顔は違うし、髪の色、髪の質、頭蓋骨の形まで違うから、そりゃあ、彼のようにはいきませんよ!」
私って、そんなに彼とかけ離れていたのかなあ! そりゃあそうでしょうが・・・
その男性美容師は融通の無さで、4人の常連さんを失った。
子供達3人は小学生料金で大した損害に見えないけれど、将来大きなお得意さんになり得たのだから・・・。
今なら、高島礼子風にお願い!!かな?
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10月 3日号
「はい! テクタでございます!」
ダンナが社長をしている会社は、総勢5人のちっちゃな広告企画会社。
取締役雑用係担当役員の私は、掃除、お茶くみ、伝票の整理、電話番、時には「虫のいどころ」の悪い社長のサンドバッグ役、合間にコピーライターと、八面六臂の大活躍をしている。(のつもり!)
若い女の子が止めてしまったので、もっぱら電話は私が受けている。イメージを大切にするダンナは、もともと自分の嫁ハンが会社の中をウロウロするのをとても嫌っていたのだが、何しろ安上がりで、気を使わず、ぼろくそに怒鳴っても遠慮がないなど、(その上、何をやらしてもとても有能!!)メリットが4っつも5つもあるものだから文句もいわなくなり、私はいつのまにかのさばってしまっている。
何しろ私の方も、勤務は9時から5時ではなく、気ままに出勤出来るので、こんな居心地の良い職場は探しても見つからない。その代わり遅くまで残業したって何もでないけど。
「今日から、わが社は、K・S・D」のテレビのCMばりの、パパママストアー会社になったことに、ダンナは忸怩たるものがあるようだが、「ええやないの、かっこばっかりつけてんでも!」と、私は開き直って「テクタ」をわが子のように慈しんで働いている。
「嫁ハンがのさばってるから、この頃全然もてへんぞ〜っ!」とダンナは私のせいにしたがっているが、さあね、それとこれとは、別問題でしょう? 「おじんになったからとちゃうの〜?」
事務所にかかってくる、女性デザイナーやプランナーの方にもOLとして事務的に応対しているし、なんらいやがることはないとは思うのですがね〜! それともたまに、私が出ると、ぷつんと切れる電話があるのですが、それなんでしょうかね〜。
それでも、斬新なプランナー(?)としてのダンナの「顔」があるので、やはり私としても、オバハン丸出しの電話の応対はできない。「若くてハリのある声で、元気よく、」と涙ぐましい演出をしている訳。
得意先以外から、いろんな電話が入ってくる。一番多いのが、金融関係。
「〜ですが、社長さん、いらっしゃいますか?」は殆どと言っていいほど融資や、手形割引の勧誘の電話。こちらも心得たもので、「どういったご用件でしょうか?」と尋ねて、社長には取りつがない。社長に煩雑なことで時間を取らさない、この優秀な秘書ぶり!
アンケートの電話もちょこちょこある。エステサロンや、化粧品とかのキャンペーンを兼ねてのものだが、気が向いたら、気長に答えている。最後に年齢を大まかに聞かれるので、だいたい30代と答えておく。こんなんだから、女性商品の市場調査の結果ほどいい加減なものはないですよ!
さっきも「20代の女性の方に5問ほど、アンケートをお願いしたいのですが・・・」という電話がかかってきた。さすがに、20代は気が引けて、「20代はいません」と答えてしまったが、どんなアンケートやったのかしら? おちょくりそこなったわ!
社長! ごはん早よ食べなはれ!!
(関西人にしかわからない ギャグ)
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