自分たちの街の「オリジナルかるた」がある!
「住吉かるた」は、大阪市住吉区の区制六〇周年記念事業として、1985年10月に白井実行委員長が中心となり作成されたものです。
さらに、財団法人住吉区コミュニティー協会発足10周年を記念して1992年10月に「住吉かるた」が前回同様白井コミュニティ協会理事長の作で発行されました。
区民のみんながあらためて古い歴史と文化のあるまち“住吉”を再認識し、住吉区の名所旧跡や昔の風俗、習慣などをいろはかるたというあそびの中で自然に覚えていただければと考えられました。
ここには、その中からほんの1部を紹介させていただきます。
なお、掲載に関しては白井コミュニティ協会理事長の許可をいただいております。
花で名高い 西長居 西長居地域は、昔から花の栽培に適していて、 以前は一面の花畑で四季おりおりの美しい花が 咲き誇っていました。 明治40年神須牟地神社に合祀された多米神社 は別名苗見神社といい、この鎮守の森は苗見の 森ともいわれていました。 | |
紀州街道 お国入り 堺筋を南へ、日本橋・今宮・天下茶屋・塚西を経て 住吉大社前を通り、堺から紀州に至る街道が 紀州街道といわれ、紀州家出身の将軍、八代吉宗、 一四代家茂いずれもお国入りの時は、二・三千人 の供をつれての大きな行列だったようです。 また別名住吉街道ともいわれ、住吉大社への参拝者で にぎわいました。 | |
荷を置き休む 小町茶屋 住吉大社の西大鳥居を南へいった細井川にかかる 御祓橋の橋畔にあった小町茶屋は、参拝者のため の休息所で、この茶屋の艶麗(えんれい)な主婦が 座にありながら、長い柄杓の上に茶碗をのせて茶を すすめていたという話しが残っています。 名の由来は小野小町が住居していた跡であるからとの 説がありますが、確かではありません。 |
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