住吉かるた 2


沼地のなかに 杜若

太古の浅沢は広大な入江でしたが、時の流れとともに
段々と縮小され、沼地となりました。浅沢は、
万葉集に「住吉の浅沢小野の杜若、衣に摺りつけ、
着む日知らすも」と詠まれた杜若の名所でありましたが、
今ではその面影はありません。
歴史が語る 霰松原

昔、ちぬの海と呼ばれた大阪湾は、今の阪堺線の
安立町付近、紀州街道のすぐ西側にひらけていました。
霰松原は海岸線に沿って長く連なり白砂青松の景勝地
として、万葉集をはじめ多くの文献にその名をうたわ
れています。今では住吉名勝保存会により顕彰碑が
街道に面して建てられています。
馬が牽いていた 上町線

明治三十三年(1900)九月、天王寺西門から
天下茶屋まで、馬十五頭、車七両をもって大阪馬車鉄道
の名称で創業されたのが現在の上町線です。
(電車となったのは明治四十三年)
阪堺線とともにカラフルなボディで人気があります。


BACK2/5 NEXT


私的住吉学のINDEXに戻る



極楽とんぼのHOME PAGEへ