まずは、基礎知識編

 住吉の歴史は古く、古事記や万葉集に区内の名所の名前が出ています。住吉大社のあたりまで昔は海辺で、海の守護神として「住吉大社」は栄えてきました。

     ●住吉区ガイド (平成7年国勢調査速報より)
☆人口   162,495人
☆<男>   77,908人
☆<女>   84,587人
☆世帯数   70,124人
☆人口密度(1kFあたり)  17,398人
☆1世帯あたりの人員       2.32人
☆面積              9.34kF




 大阪市の最南端に位置し、南は大和川を隔てて堺市と隣接しています。 西は昭和49年に分区した住之江区と北は阿倍野区、東は東住吉区と隣接しています。
 交通のアクセスは東から地下鉄御堂筋線(千里中央〜中もず)JR阪和線(天王寺〜和歌山)南海高野線(なんば〜高野山) 阪堺線(昔なつかしいチンチン電車がまだ走っています!)南海本線(なんば〜和歌山)と並び、大阪のキタやミナミと直結しています。
交通の便利さと市内にしては閑静で緑が多い環境のため、区内全域が住居地域とそれに付随した商業地域となっています。
 区内には初詣や夏祭りで有名な「住吉大社」、節分詣でにぎわう聖徳太子が建立したと伝えられている「あびこ観音」古事記にも記されている「大依羅(おおよさみ)神社」など由緒ある寺社が沢山あります。
 また、古代から中世にかけて熊野三山(和歌山県)の信仰が高まり、上皇、女院や庶民に至るまで多くの人々が熊野に参拝しましたが、住吉はその熊野街道や紀州街道の街道筋にあたり、今なお多くの名所、旧跡が残されています。
 区の最南部には昭和3年に全国で初めての市立商科大学(さすが商売の街、大阪)として開学された 大阪市立大学のキャンパスが広がっています。
 東には大阪国際女子マラソンやセレッソ大阪の本拠地で有名な陸上競技場のある「長居公園」(東住吉区のものだけれども入り口が住吉区に面しているからほとんど住吉区のもの?)、西に住吉公園、桜で名高い万代池公園を帝塚山に配し、緑が多くその名のとおり「住みよい」町です。

 区の花は「かきつばた(杜若)」
 住吉大社の末社で、弁天さんを祀っている浅沢神社のあるあたりは、古代、1500坪もあった杜若の名所であったようです。
 万葉集に「住吉の浅沢小野の杜若、衣にすりつけ着む日知らずも」と詠まれています。

    参考文献「住吉区くらしのガイド」住吉区役所
        「熊野街道・住吉史跡めぐり」
                市政100周年住吉区記念事業実行委員会
                (財)住吉区コミュニティ協会

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